日本人の心に、古くから寄り添ってきた桜。
その美しさは、ただ華やかなだけでなく、儚さや季節の移ろいをも映し出します。
和柄として描かれる桜模様には、「春の訪れ」や「新たな始まり」、そして「人生の美しき一瞬」を感じさせる深い意味が込められています。
本特集では、そんな桜をモチーフにしたちりめん生地を集めました。
ふんわりとやわらかな風合いに咲く桜は、和の装いや小物づくりにぴったり。
優美な色合い、古典からモダンまで多彩なデザインをご用意しております。
今だけの春の美しさを、あなたの暮らしに取り入れてみませんか。

桜柄について
桜模様の意味と象徴
- 1. 儚さ・無常の象徴
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桜は「咲いてすぐに散る」ことから、命のはかなさ・美しさの一瞬を象徴します。
仏教の「諸行無常」の思想とも結びつき、人生の移ろい、儚い美を表現する柄として定着しました。 - 2. 春の訪れ・新たな始まり
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桜は日本では春の象徴であり、新学期・新生活の時期に重なることから、希望やスタートの意味も持ちます。
着物や小物では「門出」「祝い事」に好んで使われる柄です。 - 3. 女性らしさ・優美さの象徴
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桜は柔らかく、淡く、繊細な印象を持つため、古くから女性の美しさ・たおやかさを表す文様として親しまれてきました。
名前に用いられることも多いのはこの象徴性からです。 - 4.五穀豊穣・豊作祈願
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桜は「サ(=神聖な霊)」が「クラ(=神が宿る場所)」に降りる樹とされ、古来より神聖な木として信仰されていました。桜の咲く時期に、神を迎える「花見(はなみ)」や「御田植祭」が行われ、その年の豊作を祈る儀式と結びついていきます。
桜と歴史
『枕草子』や『源氏物語』など、古典文学においても桜は美の象徴として頻繁に登場。
宮廷文化の中で屏風・着物・調度品などの意匠として取り入れられました。
庶民文化が発展し、桜模様は着物・浴衣・染物などに広く普及。
江戸の華やかな遊里では、春の訪れを告げる桜模様が粋な装いとして親しまれ、当時の流行を彩る象徴ともなりました。
「日本の国花」として定着し(※法律上の国花ではないが象徴的存在)、国家行事や式典、学校の校章などにも使われる柄となりました。
他の花柄とのちがい
桜柄ちりめんのご紹介
柄名に「桜」がつく 定番人気柄
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