宇仁繊維のチェック柄
ファッションの定番のチェック柄。シーズンやトレンドを問わず、幅広いファッションアイテムにチェック柄が使われます。様々な色や形状の線が格子状組まれたシンプルな構造ですが、多種多様なデザインがあります。
ファッションテキスタイルにおける「チェック柄」は柄そのもののデザインだけでなく、使用される素材や加工方法で質感の変化も加えられ、デザインの幅が更に広がります。
1本ずつの糸を数千本・数万本を組み合わせて織りなす柄の表現は無限です。
弊社は多種多様なチェック柄の生地を取り扱っています。
今回はその中でも、「先染め」「後染め」「プリント」の3つのおすすめチェック柄を紹介します。
1.繊細さと奥行きのある「先染めチェック」
産地は「播州織」の”兵庫県西脇市”
兵庫県西脇市は日本を代表する先染め織物の産地で、この地域で生産される先染め織物は「播州織」と呼ばれています。
「播州織」は、糸を先に染め、染め上がった糸で生地を織る「先染め」という技法でつくられているのが特徴です。
先染めならではの繊細な柄表現
先染めでは、経糸と緯糸の色・太さ・本数・並べ方などの組み合わせの変化で奥行きのある繊細な柄表現ができるのが特長です。また、糸から染めているので色落ちが少なく、堅牢度も高いという品質面での良さもあります。
ゴールドケア加工で大人気『KYC411』シリーズ
そんな魅力あふれる「播州織」の先染めチェック。当社で大人気なのは『KYC411』(T/C先染めチェックゴールドケア)シリーズです。「ゴールドケア」とは、しわを防ぐための形態安定・抗ピリング加工のことです。温かみがあり、しっかりした生地感なので、様々なアイテムにおすすめです。同じデザインのストライプも展開中です。
先染めチェック ギャラリー
2.表面感とデザインの幅が広い「後染めチェック」
産地は国内の合繊90%を誇る”北陸地方”
北陸地方は、降水量が多く多湿な気候が合繊繊維の生産に適していること、古くから日本有数の織物産地として発展してきたことから、意匠性が高く繊細で複雑な生地が生み出されています。
染め分けができる後染めで豊富な色・柄展開
技術力の高い北陸産の織物はデザインバリエーション豊富です。
「後染め」は先染めとは逆に生地を織ってから染めます。ポリエステルに、様々な素材を組み合わせて織り込み、染料を使い分けることによって、素材ごとで色を分けることが可能です。そのため、様々な色展開が可能です。
また、様々な種類の素材の糸を組み合わせて織ることができるので、生地そのものの表面感も様々です。糸の太さ・撚り・組織の組み合わせの工夫で、凹凸感や透け感なども表現できます。
後染めチェック ギャラリー
その他おすすめの後染めチェック品番
3.柄アレンジが豊富な「プリントチェック」
産地はプリント・服地の染色加工で伝統のある”京都”
呉服の生地として西陣織や友禅染から始まった京都の染色加工の歴史と、鴨川や疎水などの水源の豊富さをもった立地が京都の染色加工の発展を支えてきました。
また、江戸時代中期、友禅染で知られる絵師「宮崎友禅」の絵が染め物の図案として広がったことから、京都はプリントでも高い技術力を誇る「プリントの街」としても全国で知られています。
伝統的に発展してきた染色技術とプリント技術の融合が京都プリント生地の強みです。
プリントチェックは柄デザイン×下生地のバリエーションが自由自在
先染め・後染のチェックは織り方や染め方でバリエーションを広げてますが、プリントチェックはチェックそのもののデザインのアレンジの幅と下生地の自由度が魅力です。
宇仁繊維のチェックプリント生地の中には、レース生地や透け感のあるシホン・オーガンジーにチェック柄プリントをのせたものがあります。また、プリントするチェック柄の中に花柄を入れ込むなど、チェック柄自体のデザインの表現も多様です。
プリントチェック ギャラリー
「KOMONKOUBOU.WEB」では多くのチェック柄を掲載中です
弊社は国産の生地をメインに多く取り扱っています。
ご紹介の通り、チェック柄だけでも国内の各産地が得意とする技法で作り上げた意匠性の高いバリエーション豊富な生地がたくさんあります。
生地を販売ECサイト「KOMONKOUBOU.WEB」でも、先染め・後染め・プリントはもちろん、ジャカード・フロッキーなど【チェック柄】を様々なかたちで表現した生地を多く掲載してますので是非ご覧ください。
また、チェック柄に並ぶ定番柄、「ストライプ・ボーダー」の特集ページも投稿しました。気になった方は是非チェックしてください。