マシンプリントとは?
マシンプリントとは、別名ローラープリントともいい、スクリーン型ではなく円筒型の金属に模様を彫刻したロール型を使用する捺染方法です。
宇仁繊維の商品では、狭巾(約112cm前後)の単色プリントの商品がこの加工方法でプリントされています。
水玉や飛び柄などの小柄、ストライプなどの連続柄を得意とし、繊細な柄もシャープにプリントすることができます。
日本で唯一の京都の技術
ポリエステルを染める分散染料のマシンプリントは加工が難しく、現在扱っている工場は京都に1社しかありません。
中でも注目したいのが、全体を染めてから模様の部分の色を抜きながら別の色に染める、"抜染"の技術です。
初めに全体を染めるため染料の浸透が良く、高級感のあるプリント生地に仕上げることができます。
綺麗に抜染するためには、その日の気温や湿度、染料や糊の調合の具合、生地と型の相性など、さまざまな要素を考慮しなければなりません。
まさに職人技です!!
繊細な柄表現
マシンプリントが得意とする、繊細な柄の商品をご紹介します。
KKP8031 D/#43
シルデューサテン単色プリント
規格:112cm×46M
混率:P100%
繊細なラインで描かれた花柄を、上品なサテン素材にプリントしました。エアリー感とシルクのような光沢で優美なシルエットを生み出します。
KKP5630K D/#33
30スパンローン単色プリント
規格:112cm×46M
混率:P100%
トワルドジュイ風の風景柄と、天然ライクなローン素材の組み合わせがマッチした商品です。単色ながら、細かい陰影で奥行きのある印象に仕上がります。
宇仁繊維のドット
宇仁繊維のバリエーション豊富なドットプリントを支えているのも、このマシンプリントです。
その数、なんと…約2000種類!
この大半が、マシンプリントによるものです。
【おすすめ】 表面感×ドットプリント
表面感のある、シボ感のある素材やヨーリュー素材にプリントした商品が人気です。
定番のドット柄も、ひと味違った表情に生まれ変わります。
表面感のある素材にプリントするには、より高度な技術が必要な素材です。
これらの商品を支えているのも、京都の唯一の技術なのです。
KKP4106 D/#N-310A
サテンヨーリュー単色プリント
規格:112cm×46M
混率:P100%
多色展開!
定番のドット柄も、下生地を変えることでひと違った表情に。サテンの上品な光沢感とヨーリューの透け感のあるシボの表情のコントラストが繊細な印象を与えます。
KKP1938 D/#15
30dサテンヨーリュー単色プリント
規格:112cm×50M
混率:P100%
多色展開!
30dの糸を使用した軽くてツヤのある表面感を持つヨーリュー素材に、小さめのドット柄をプリント。強撚糸使いによるシャリ感と美しいドレープ感が特長です。ブラウス・ワンピースなどにおすすめです。
KKP9144 D/#17
ストレッチハンマーサテン単色プリント
規格:112cm×50M
混率:P100%
多色展開!
糸の収縮差を利用し、繊細なシボを出したサテン素材に、使いやすい乱玉ドットをプリント。細かな凹凸感が光沢の見え方に上品な広がりを持たせ、程良い肉感とナチュラルストレッチが美しいシルエットを演出します。
まとめ
ポリエステルのマシンプリントは京都で唯一の、貴重で素晴らしい技術です。
ぜひ一度手に取ってご覧ください。